扉をたたく人

気がついたら、大阪での上映は今週までってことで、急いで観に行きました@梅田ガーデンシネマ

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静かな、だけどジャンベ(アフリカン・ドラム)の音のように、力強い作品だった。

扉を閉ざした老教授の毎日に、偶然の一つの出会いが訪れる
そしてゆっくり、穏やかに扉を開けていく

何もかもが「ふりだった」と告白し、
終盤は、9.11以降扉を閉ざしたアメリカに怒り
「われわれはなんて無力なんだ!」と、傍観者の立場である自分に怒りもし
地下鉄の駅で、「こんなの間違ってる」と抗議するかのように、ジャンベを力強く叩く

観終わった後、何だか胸が熱くなったのだけど
ウォルターがダレクに誘われ公園でジャンベに参加し、セッションするシーンでは、なぜか分からないけどウルッときたし
収容所で、窓越しにセッションするダレクとウォルターにグッときた
ウォルターとモーナのシーンには、想定してなかっただけにドキッとしたしな(いやでも、食事の場面とかはいいな~と思ったんですけどね)
何気に、ダレクの彼女とモーナの料理が美味しそうだったなあ。

あと役者が全員素晴らしい!主演のリチャード・ジェンキンスはもちろん、ヒアム・アッバス(美人だな~)も佳かった。パンフレット見たら、この2人を念頭に脚本は書かれたらしい。ダレクとその彼女も佳かったな。

力強いっていうのか、なんかこういう映画は久しぶりかも。
老教授の静かな変化を丁寧に綴っていると同時に、9.11以前以後のアメリカの問題も語っていて、とても佳い映画でした。