パイレーツ・ロック、私の中のあなた

ここ何週間バタバタしてたけどちょっと一息ついたので、漸く映画館へ。


まずは、パイレーツ・ロック@西宮OS

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各キャラクターは個性的で魅力的だし
60年代のファッション(ギャヴィンのジャケットがカッコよかった!)も素敵だし
路上のパブでちょっとしたミュージカルやら、寝取られたカールを慰めるシーンやら、官邸vs船上の対比もお見事だし
女の子の名前が何気に曲からとってあるとか
マークのモテる秘訣…は、多分ミステリアスな要素がないと成立しないんじゃという余計な危惧や
ニック・フロストは相変わらずこういうキャラクターがハマり役だなあ~とか
ビル・ナイもいいけど、ケネス・ブラナー(巻き舌・大臣っぷりに大笑い!)に大拍手したくなったり

そして何より、60年代の曲で彩られてるということ。
ロックがロックぽかった(と思うんだけど)、あの時代感に「いいな~」としみじみ。


なのになのに

どうして最後の最後、エンディングが80年代の曲で終わるんだーっ!!!! 納得いかんっ!

David Bowieに罪はない。けどこんな使い方をした方が悪い!60年代の統一感が最後で崩壊だよ。
所詮、この監督にとって音楽ってこの程度なのか?と思わずにいられない。もうガッカリ(泣)

『ラブ・アクチュアリー』も、個々のエピソードはよかったけど、な~んかいま一つ妙な軽さがあって好きになれなかったけど、本作も同じ印象…。変にツメが甘い軽さがあるんだよなあ。出演者はいいのに。

この監督のテイストはどうも、自分と肌が合わないよう。ムムム。




続いて、私の中のあなた@梅田TOHOシネマ

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「泣かせるぞ~」という気合い十分な映画、こちらもマスカラもアイライナーもせず、用意周到で臨んだのだけど…
さっぱり泣かなかった。というか、泣けなかった。

理由は、曲の使い方があざいとさ。これに白けてしまった…。

各キャラクター目線で状況を語る手法は上手かったし
落ち着いた色合いもよかったし、割と内容的にもベッタリした作りではないし
出演者の演技もよかった。特にやっぱりケイト役の子は熱演だったし、テイラー役の子も控えめで巧かった。キャメロンもスッピンで演じ(最後、泣くシーンはちとグッときた)、ショーン・キューザック(娘を思い出して堪える姿、素晴らしい!)やアレック・ボールドウィンもよかった。

けど合間合間に、音をストップさせ曲を流すという使い方に、な~んか話から逸れるというか、のめり込むきっかけを悉く潰されたような感じ。「曲聴けよ、泣けよ」みたいなイヤらしさを感じてしまって、全く駄目だった…。

正直、肝心の裁判を起こした本当の理由も途中(テイラー云々)から読めてしまって、嗚呼やっぱりな~と思ったし
キャンベル氏の背景ももう少しだけ描いて欲しかった、という気持ちもあった。
ただジェシーの町中を彷徨う様には、ちょっと泣かされたけどなあ。

この監督とも合わないのかも(汗)
これまた涙流すらしい『きみに読む物語』も、当分観ない方がいいかな。周りはめちゃめちゃ泣いてたけど。


今回は
最後の最後にすかしっ屁を喰わされ
(自ら)置いてけぼりの白々した状態という
そんな2作品でした。外したわ…。でもタダ券でよかった…かな。